テキトー母の生活記録

2013年に結婚しました。2014年産まれの娘と2016年産まれの息子の母です。核家族ワーママとして奮闘中。

派遣社員を募集する側になって思ったこと。

最近、会社での業務の一つとして派遣社員を募集して採用確定後の契約全般を担当するようになりました。

 

やり始めて思ったけど、派遣会社って死ぬほどムダが多くないか?となりました。

派遣されてくる人員よりも、間にいる派遣会社も課題が多いよなーと思っています。

 

 

取り敢えず電話の文化

ほんとーーーにこれを止めて欲しい。

私はIT関係の会社にいて、使ってる派遣会社も概ねIT専門の派遣会社な訳ですが、未だに8割くらい電話文化の印象です。「募集詳細教えてください」から「今メールしたのでよろしくお願いします」から「お打ち合わせのアポを取りたいのですが」から何から何まで取り敢えず電話。

 

この電話が、契約している会社ごとに発生するので、都度こちらの作業の手が止まるわけです。

 

全部メールで要件入れて欲しいし、アポ取りなんて打ち合わせ希望日をあらかじめ出して連絡してよって思っています。そして、お願いしてもしても電話が来ます。

 

IT活用出来てる!?って思うし本当に各派遣会社は見直して欲しい。

 

 

必要な要件を後から質問してくる

派遣担当になって最初に問題を感じたのがこの部分でした。

契約している派遣会社からそれぞれ「どんな人が良いか」「何時頃からスタートか」「おおよその予算」「募集している人数」………などなど電話がかかってきていました。

 

これに対応するのが本当に面倒で時間も取られていたので、一覧を作って自分から毎月連絡するようにしました。

そしたら電話が半減!これって多分派遣会社の営業さん自体も自分たちのニーズを理解してないんでしょうね。

派遣会社自体が契約会社に向けてどんなスタッフが欲しいか表みたいなのを作って、毎月出してもらうようにしたらお互いに業務効率が上がると思います。

 

 

職務経歴書を取って出しで送ってくる

これについては派遣会社もスタッフも雇用側も誰も得しないパターンです。

特に初めて派遣に登録したと思われる方や20代の方の経歴書で多い印象ですが、職務経歴書に書き慣れてないスタッフの文書を赤入れせずにそのまま送付してくるパターン。

 

どんな仕事が出来るか判断つかないので、こちらもお断りするしかなく、スタッフもガッカリしてしまいます。

一度、ある派遣会社には「もう少し経歴書のサポートもした方が良くないですか」と苦言を呈してしまいました。

『事務作業一般』とかいう経歴書を貰ってもこちらとしても困るわけです。『事務作業一般』の中でも、契約書締結までのドラフトを読めるのかとか、製本から印紙貼付に付随する手続きはやれるのか、働いてた企業では事務専用ツールを使ってたのかなど、具体的な内容が分からないと判断材料に困ります。

 

私自身の立場で言うと、派遣での採用率が成績につながるため、最近は経歴書の足りない事項については積極的に質問したり、そもそも要望に足りない場合にはハネるようにしました。

 

でもね、本当はこの作業、派遣会社でやって欲しい。ここに手を割かずに人を採用したいからこそ派遣会社を使ってるはずなのに、なんでこっちでやらなきゃなんないのと思っています。

 

採用前でもスタッフを大切にして欲しい

これは個人差がありつつも、特に多業種を扱う派遣会社の営業さんに多く見られる特徴です。

 

たしかにお金を出すのはこちらですが、実際に手を動かしてくれるのはスタッフです。雇用側のニーズに合わなければ採用に繋がらないのは当然ですが、スタッフの働き方希望を無視してゴリ押しても、結局はスタッフ側が断って終わるんじゃないかと思います。

 

例えばですが電話が苦手そうなスタッフなのに「お人柄が良いので電話業務でも努力してくれると確信しています」とかテキトーすぎやしませんかね……?(事例は架空のものですがこんなのがあるある)

 

私としては人柄が良くて断れずに頑張りすぎる人ほど、長く続かない可能性を疑っているのと、そう言う人は他社でより良い条件(や正社員)で引っ張られるものと思っています。

 

それと、特殊な案件も扱っているので向き不向きがある業務も多く、Aという比較的誰にでも受け入れることができるコンテンツもあるけど、Bという結構マニアックなコンテンツも所有している場合にA希望者にBでの応募を確認せずに応募してくるとか。

絶対にB案件は無理だろうと思った場合に営業さんに確認すると、99%スタッフへの説明をしていないことが多いです。この場合に再確認してもらうと100%断られます。

 

結局、ここもムダ作業だと思うんですよね。ちゃんと企業側のニーズとスタッフ側のニーズを確認さえしておけばこのようなすれ違いは産まれないんですが、旧態依然のゴリ押し営業を見直さないからこうなるというパターン。

 

 

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働き方改革」が叫ばれて久しいですが、渦中にいるとムダが把握できないというのはよくある話だよなぁと感じている次第です。

 

全体的にどうやれば私のリソースが割かれずに改善を促せるのかなーというのは、引き続きトライ&エラーでやっていきたいと思います。